当方では施術時にタトゥーインクと墨を使用しています。墨は主に和彫りの黒と黒ボカシを彫る際に使いますので、それ以外は基本的にタトゥーインクということになります。
タトゥーインク
SDS/MSDSを公開しているメーカー製のインクのみを使用しています。SDSは安全データシート、MSDSは化学物質安全データの略で、製品に含まれる化学物質の物質名や性質・安全性等が記載され、国際的に基準が定められています(MSDSは以前の呼称で現在は国際的にSDSに統一されてきている)
SDS/MSDSを公開しているこれらのメーカーで毒性の高い物質がタトゥーインクの原料として使われる事は考えにくく、原料不明の粗悪なインクより信頼性は格段に高いと思われます。
墨
和彫りの黒/黒ボカシを彫る時は黒インクではなく、伝統的に使用される銘柄の墨を使います。墨の黒色の顔料である煤=カーボンブラックは、古来より現代まで世界中で様々な用途に使用されている歴史の長い顔料です。黒タトゥーインクの顔料もカーボンブラックであり、SDS/MSDSにおいてもその危険性は低く評価されています。
しかしながら墨は本来、書画用であり、煤以外にニカワや香料が原料として含まれています。日本では長年にわたり刺青に用いられており、身体への影響は極めて少ないものと思われますが、その用途は刺青を彫るものではありません。
この点を考慮の上、タトゥーインクのみでの和彫り施術を希望の場合は遠慮なく申し付けください。
